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file 04 『分岐点には』

2022.06.20

  大分スタッフ 



「納得いかない」
数ヶ月前にとった自己紹介動画。
広報の菅原さんに相談すると
私の出演したルームツアー#6が、
再生回数5万回を超えたら
住宅アドバイザー自己紹介
#MATSUSHITAを
取り直そうという話になりました。


「おめでとうございます。」
「#6。5万回再生、達成しました。」
「いつ撮影いきますか?」
ありがとう!
有言実行モンスター菅原さん、
手帳を開き
「じゃあ、この日でお願いします」


撮影場所は大分川の土手。
なぜこの場所にしたのか?
どんなときでも歩き続けた松下、
1番好きな場所
「ここならありのままの自分で伝えられる」
そう思い決めました。


「今日もバッチリいこうぜ菅原さん~」
まずは、リハーサル
あぁ、でもない、こうでもないと一通り喋り、
「よし!一回、まわしてみよう」
数々の動画を撮ってきた相棒(菅原)
一発でいい感じ


しかし菅原、録画ボタンを押してなかった・・・
「え!今のよかったやん」(涙)
気を取り直し、
次は慎重に、人差し指で画面の赤丸を押す。
「よし!今度もいい感じ」


しかし、次は私のミス。
マイクがオフになっていました。
徐々に険悪な雰囲気に
そんな状況では
何度やってもかみ合わず、
休憩に・・・
2メートル離れて土手に座り込む
無言で川の流れを見つめること、40秒・・・




そのとき、2人の前をアサギマダラが
踊っているかのように横切る!
このタイミングでレアな蝶々、
さっきまで無言だったのに、はしゃぐ2人




「よし!やろうか!」
気持ちを切り替えて撮影再開。

松「この部分、もう一回いい?」
菅「どうぞ」
松「あーーー、噛んだ」
菅「もう一度、どうぞ」
松「さっきの方がよくない?」
菅「では、納得するまでいきましょう」
それから40カットほど一気に撮る。


「お疲れ様でした、これだけ撮れば十分」
菅原さんが軽快に人差し指で停止ボタンを押す。
「ふーっ、終わったー」
しかし今日は歩いたなぁ。


ここからは”#MATSUSHITA”
自己紹介動画、46秒後の話です。


お客様と真正面から向き合うとこの
大切さを知った松下は、
徐々にご契約も増え、順調と思いきや。


当時は、お客様の期待に応えるには、
まだまだ経験値が足りませんでした。
徐々にプレッシャーに押し潰されそうになり、
いつしか気持ちが弱っていきました。
「まだいける、根性だせ、頑張れ」
自分自身を鼓舞するが、
気づけば肩で深く呼吸している状態。
それでも時間は待ってくれません。


翌日の打合せ準備のため、
総務部長に連絡を入れました。
「20時過ぎに、社印を押しに行きたいので、
よろしくお願いします」
本社に着くと、私の異変に気付いた佐々木部長が
「顔、疲れてるけど大丈夫?​​​​​​」

その一言で、
持っていた風船が、
高い空に舞い上がっていくかのように、
思いの丈を話しました。
黙って最後まで話を聞いてくれた佐々木部長は、
静かに席を立ち
どこかへ・・・
5分後、そっとカップに入った暖かい飲み物を
右手に渡してくれました。
寒い日だったので、
今でもその温もりは鮮明に覚えています。
「ありがとうございます・・いただきます。」
両手でカップを持ち
数回、ふーっと冷ます。
慎重にくちに運ぶと、
優しい味がするコンソメスープでした。
黄金のスープを飲み目を閉じると、
肩の力が抜け
「今できることを精一杯しよう」
佐々木部長の優しさが覚悟へと
背中をおしてくれました。


本社を出ると、
冷たい風が容赦なく打ち付けてくる。
「一杯、飲んだから、精一杯か」と
風にかき消される程の音量で呟きました。


入社してからの3年間、
まったく通用しないとき、
分岐点がありました。

成長と気持ちが追いつかないとき、
分岐点がありました。

振り返れば、
誰かが分岐点の前に居てくれました。


「あっ!分岐点とは・・・」
そっか。
出会いや恩人が居るから、
そこには分岐点が現れるのか。


「あの場所で確認したい。」


ブログを書いていた手をとめ、
耳元からそっとイヤホンを外す。
散歩用のウェアに急いで着替えて、
大好きな土手へ向かう。



前髪を揺らす、5月の風に吹かれ、
水面に映るビルの灯を見つめながら、
ゆっくりと歩く。





人生を左右した分岐点を想い、
顔が浮かんだ人に
「ありがとうございます」
そう想った瞬間、
確信へと変わる。


どんな道でも最終的には
自分自身で選択しないといけない。
しかし、
人は一人で歩くことはできない。
どんな人と歩いたか。
どんな人に手を差し伸べられたのか。
気付くことが大切ではないのか。


分岐点に気付くとき、
必ず周りを見渡してみてください。
ほら、
あなたを支えてくれている人が、こんなに。




目の前にある一点の光を目指し、
まっすぐ歩んでいけ。
立ち止まることや、
振り返ることがあっても
めげずに歩いていけ。
生まれてきてから、
歩き方なんて誰からも教わってない。
”歩く”にメッセージがあるとするならば、
「めげずに、前へ踏み出せ」
と、私は言いたい。


明日の松下 晃雄へ


先は、まだまだ長く続いている。
だが、
振り返るとずいぶん遠くまで歩いてきたな。



西へ続く弓なりの土手を歩くときは、
めがずに前へと進め
辛い気持ちを川にながしたら
海原につくころには、
”希望”へと変わっていく。



複雑な分岐点の先には、
必ず合流点という”出会い”がある。
次は私が誰かの道標になりたいと願う。


松下 晃雄