ステキな秋の思い出と おうち見学 バスツアー @大分市・杵築市
【ALPわさだハウジングタウン集合/解散】
自由の可能性研究所 #3「LDK」 「特別」とは心の中で生き続けること。 特別の原料は想い出。 幼い頃過ごした特別な場所は、鮮明に生きている。 大黒柱に一年ごとに刻まれた成長のマーク。 バレバレのかくれんぼ。 うまく隠れたつもりで笑いをこらえ、ドキドキしていたリビング。 海が一望できるキッチンから、漁に向かう船と 気持ちよさそうに飛んでいる鳥を眺めるのが好きだった。 いつも笑い声で溢れていた家族7人での食事。 自然と食事の大切さとコミュニケーションの大切さを学んだダイニング。 思い出すと、特別な場所と 特別な時間を感じていたのは、ほとんどLDKだった。 家の中で、もっとも人が集まり、家族が一番長く過ごす 場所 だから、 リビング・ダイニング・キッチンには、さまざまな願いや想いが無数に存在しませんか? 光が差し込むドアを開けると、 特別な場所 がそこにはある。 未来へ連れて行きたい かけがえのない経験。 ときが止まったかのような 幸せな時間。 そんな想いを自由設計に託し、未来へと生かしてほしい。 共働きや育児で大忙しのみなさんが、そんな 特別な場所 に帰ってきたとき、心の充実を実感してほしい。 LDKに「特別」を意識することで、どんな 場所 になるのか徹底検証。 今から約70年前、LDKという 場所 はなかった。 台所 と 居間 で分けられ、各部屋ごとに区切られていた。 陽の当たらない台所は常に暗く、料理をする手の感覚がなくなるほど寒い場所。 1950年代、人口も増え、公団住宅を普及させるために間取りの基本ができた。 それが 2LDK。 最も陽が差し込む場所に誕生することとなったLDKは、それまでの常識を覆し、主役に躍り出た。 家の中心で、快適で効率よく料理ができるように、ステンレスのシステムキッチンも同時に設計された。 これは建築の革命、まさに天才だ。 それから約70年。AIがさまざまな事に活躍している現在。 家の中でもっとも人が集まり、家族が一番長く過ごす場所、 リビング・ダイニング・キッチンをベースにした家づくりは日々進化している。 もし国民的アニメの時代にLDKが存在していたら、物語も変わっていたのだろうか? 「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」「ドラえもん」 家の間取りに注目してみると、「居間」と「台所」に分けられている。 あのドラえもんが居候している野比家。 もし野比家がLDKの存在する家だとしたら。 ダイニング周辺の居心地がいい勉強スペースで、のび太くんが宿題に行き詰まって、「ドラえもん!」と叫ぶと、 キッチンの引き出しから、ドラえもんが飛び出してくる。 休日なら、そこにはママもパパもいるから、ドラえもんの道具はのび太くんだけのもの ではなくなる。 そっか! のび太くんの部屋で繰り広げられてた物語が、LDKだとみんなの物語となる。 気づけばみんなの特別な場所。笑顔が何倍にも増えるかも。 だからこそ、型にハマった設計ではなく、自分と大切な人のことを想いながら、そんな特別な場所を自由設計で 想い描いて欲しい。 リビング・ダイニング・キッチンはどの方向からも見渡せ、つながっている。 LDKのつがりと、バランスの良い見た目、心も体も整う心地いい環境も大事。 自由設計で建てる家の醍醐味 「吹抜け」 憧れるけど、においが2階に行くのが嫌。 エアコンの効率が下がるのが嫌。 そんな心配も多く聞きます。 換気システムを導入すれば、キッチンからのにおいも効率よく換気できる。 急に休日出勤が決定してしまったパパ。 「いってきます」と玄関ドアが閉まった瞬間、すかさず携帯を取り出すママ。 LINEで仲良し4人グループの画面を開き 「おはよ! 昼うちでたこパしない?」 9:17 「やったー、行く行く!」既読3 9:20 持ち寄った具沢山のたこ焼きは、超盛り上がる! 部屋じゅうに、おいしいが広がる。 だが、においが残る。 弊社が採用している、第一種換気システム マーベックスの澄家なら、 パパが帰ってきた夕方、においの痕跡を残すことなく完全計画も成立する。 昼間のことは何も知らないパパ。 部屋着に着替えてソファーに溶け込み、吹抜けの天井を見上げ、 くるくるまわるファンを見つめたあと ダイニングに目をやると、ホットプレートが出ていた。 「お好み焼き食べたくない?」 餅入りのお好み焼きは、いつも家族でワイワイ盛り上がる。 やばい!つめが甘かった。片すの忘れてた。 さすがに立て続けのソース系は・・・ 「あ!今日は鍋なんよ!」 「そっか・・・今日は寒かったから鍋はありやね」 ふぅ、助かった・・・ こんな寒い日、大きな吹き抜けが、まさかの味方になってくれる日が来るとは。 外の冷たい空気の影響を受けずに、暖かい室内の温度と湿度を逃すことなく、新鮮で綺麗な空気に入れ替えてくれるこの換気システムなら、家じゅうに温度差が生まれず、エアコンの負担が軽減できる。 快適なうえ、お財布にも優しい。 まさに一石二鳥だ。 高気密・高断熱だから、家の隙間がなく、温度が逃げない。 暖かい空気は軽いので、吹抜けから2階まで温めてくれる。 隅々まで新鮮できれいな空気がずっと続けば、人も家も健康に不可欠な条件が揃う。 呼吸する空気こそ心と体の健康には大事。 ハウスダストが1番多い床から30センチ以内。 床に排気口があるから、効率良く汚れた空気を排出してくれる。 小さな子どもやペットは床面に近いので、その目線で換気ができる安心ポイント。 アレルギー持ちの方も、室内のアレルギー物質がクリーンになれば症状は改善される。 このストレス軽減の価値は、心まで癒してくれる。 心の状態が良ければ、くつろぐことも楽しむことも何倍も特別に感じるだろう。 リビングを強調するため、あえて床を掘り下げたピットリビングでくつろいでいると、 「パパ帰ってたんや、ゲームしよう」 と子どもたち。 念願叶った。70インチの壁掛けテレビに任天堂のロゴが映し出される。 壁一面のエコカラットがリビングを華やかにしてくれ、 優れた調湿効果で、カビやダニの繁殖も抑制してくれる。 賃貸とは違い、防音と断熱効果がアップした樹脂サッシ窓のおかげで、大きな声を出しても気にしなくていい。 笑い声はLDKに響き渡り、キッチンからは子どもたちを応援するママの声。 家族みんなの声が まるでオーケストラのように重なり合う。 リビングの大きな窓を開けるとウッドデッキが庭まで続いている。 今日は、親友の家族が遊びにくる日。 そこにハッピープールを用意、BBQそっちのけで子どもたちは、キラキラな水しぶきをあげながら大はしゃぎ。 それを見てまた嬉しくなる。 「続きはリビングで飲もうか。」 リビングの雰囲気を褒めてくれる幼馴染の大親友。 少し照れるけど、ちょっとだけドヤ顔。 ダイニングキッチンではママたちが甘いものを囲んで、こだわった家づくりの話に夢中になっている。 と思ったら、今度は化粧品の話になっている。 「もしかしてこれって、あの話題のファンデ?」 「朝、ダイニングで一気に化粧してるの?それ、最高!超効率いい!」 (詳細はコラム#2をご参考に。) ダイニングはLDKの中心。 忙しい日々の中、家族全員が揃って食卓を囲む回数は何回だろう? 一緒に食べる人がいれば、自然とテーブルに並ぶ料理も増える。 みんなの大好物の日は、食べる前からキッチンに集まってきて、家族で盛り上がっている。 食事中は、大事なコミニュケーションの時間の一つ。 今日の出来事を話したり、何気ない会話が家族の心のバロメーターだ。 楽しい時間はもちろん、たくさんの気づきも生まれサポートし合える。 そんなあたり前の日常が「特別」ではないでしょうか? みなさんの「特別」は、どんな「特別」ですか? 今回、#3コラムのテーマはLDK 私の生まれ育った家は、今はありません。 なくなって意識すると気づいた、あたりまえの日常に こんなに「特別な場所」があったのか。 なくなってもなお、心の中で生き続けてる。 あの場所からどれほどの、楽しさを分かち合えたか。 いや、ときには悲しいことも辛いこともどれだけ分かち合い、受けとめてくれたか。 そんな特別な想いを、自分の家に連れていき、今も大切に受け継がれている。 次の世代、その次の世代と、特別 がどんどん進化して行く。 何百年後、ドラえもんがいる未来に到達する頃には、私はいないだろう。 その時はどこでもドアじゃなくて、玄関から遊びに来て。ドラえもん! 四次元ポケットは野比家のLDKに置いてきても大丈夫。 あの 特別を受け継いだ、光が差し込むドアを開けると 道具なしでも楽しめる場所がそこにはある。 それでは撮影再開します。 もちろん主役はみなさん。 シーン #3LDK – スポットライトのように陽が当たる場所 – よーい! スタート。 松下 晃雄
家づくりマニア 安部のつぶやきコラム 「家の快適と 健康と美容のために」 突然ですが! 室内の乾燥 、気になりませんか? (コラム作成時 2月中旬) 乾燥・・ 私も10年くらい前は本当にどうでも良くて気にもとめてませんでしたが、 健康、特にここ数年は 美容 にまで興味津々な今。 とーっても気になる言葉です! 乾燥すると・・ お肌の老化が進んだり、痒くなったり また、静電気が増えたりと、嫌な事ばかりなイメージがあります。 また、空気が乾燥するとウィルスに感染しやすくなる事も有名ですよね。 冬場を快適に暮らすには、上手に加湿してあげることが大変重要になってくるわけです。 しかし、ちゃんと加湿すると、 今度は結露で窓がびしょ濡れ・・なんてことに・・・ そんなのもうイヤですよね。 そんなわけで、 今回はこの辺り、深掘りして行こうと思います。 10年前の私なら見向きもしなかった内容なのですが、 知らないと本当に後悔しちゃう内容です! ところで、 そもそもの疑問ですが、寒くなると乾燥が気になるのって、 どうしてでしょう?? 乾燥してるかどうかを調べる時って [湿度が◯◯%] って数値で判断しますよね。 これがいわゆる「相対湿度」と言われるものです。 (気温によって変化するので「相対」とついております。) 皆さんは、この湿度が何%くらいになったら乾燥を感じるか、ご存知でしょうか? 私は個人的に「湿度30%とかになってくると乾燥を感じるんだ」 と、なんとなく思ってました。 で!! こちらのデータを見てください。 これは気象庁のWEBサイトに行けば見れるデータになるのですが、 大分県の月間平均の「相対湿度」の推移です。(‘91〜’22) 1月 62% 2月63% ・・・ これを見た印象ってどうですか? 私はすごく ”意外” でした。 「寒い季節って乾燥が気になるのに、湿度って平均60%超えてるやん・・」 予想していた 30%を下回る という状況では、全然なかったんです。 「湿度60%でも乾燥を感じるって、、どういう事?」 これ、ちょっと、興味ありませんか? そこで調べてみました。 すると 人間の体感はこの◯◯%と表示している 「相対湿度」にはあまりリンクせず 「絶対湿度」との関係が深い との事なのです。 「絶対湿度」???? その昔、理科の時間で習ってるはずのなのですが、実生活ではあまり馴染みが無く、 もはやなんのことやら・・ 結論から言ってしいますと、 「絶対湿度」は ”空気中(1㎥中)に水が何g含まれてるのか” を表します。 「何%」って割合ではなく、 実際「何g」含まれているか を表すわけですね。 では、なぜ 何%か ではなく 実際の 量 で表す方が、 人間の体感に近いのか ズバリ! 空気に含まれる水分の量は 実は温度によって変わるから です。 温度が高くなるにつれ、より多くの水分を空気に蓄えれるようになるんです。 空気を「水分くんが入れる部屋」に例えるなら 温度が高いと、部屋が広くなり 温度が低いと、部屋が狭くなる って感じです。 相対湿度(%表示)は、 この部屋の大きさに対する水分くんの数なので、 広い部屋だと スカスカになり%は低くなります 逆に狭い部屋では窮屈になって%は高くなる わけです。 ・・不思議です。 科学って面白いですよねー つまりは、同じ湿度60%でも 夏の高い気温では、大きな部屋の6割を水分くんが埋めている のに対して 冬の低い気温では、小さな部屋の6割を水分くんが埋めている って感じでなので、そもそもの水分くんの数は 全然違うわけです。 人間の体感は、そもそもこの水分くんの数にリンクしているわけですね!! なるほどです!! ちなみに 絶対湿度を表す単位は、 空気1kgにどのくらいの水蒸気(水分くん)が含まれるかを示すので g/kg もしくは g/㎥ (空気1㎥は約1.2kg) となります。 さてさて、湿度と体感の関係がわかったところで、 「じゃあ、健康と美容のためには いったいどのくらいの湿度に保っておくのが良いの?」 という疑問がおきますよね。 今回は、より根拠が出揃っている 健康面(ウィルス対策としての側面) から見ていきます。 これは喉の粘膜の湿り気が鍵になります。 喉は線毛の働きで、侵入してきたウィルスを粘液に絡め取り、体外へ排出してくれているのですが 乾燥してしまうとこの線毛の働きが弱くなり、うまく体外へ排出できなくなってしまいます・・ 人間の乾燥に対する体感には「絶対湿度」が当てはまる とお伝えしたのですが、 この喉の粘膜が乾くかどうかの ラインは「10.8 g/㎥」なのだそうです。 と言うことで、 ウィルス対策の観点で考えようとした時にも 「絶対湿度」 を見ていくのが良さそうですよね! ここで気象庁のデータに戻ります。 気象庁では平均気温のデータも観覧できるようになってますので ここから平均の「絶対湿度」も計算できるわけです。 (気温がわかれば部屋の大きさがわかり、何%という割合からその量(水分くんの量)が計算できます。) 11月13.8℃ 69% = 8.22g/㎥(6.85g/kg) 12月 8.7℃ 64% = 5.54g/㎥(4.61g/kg) 1月 6.5℃ 62% = 4.65g/㎥(3.87g/kg) 2月 7.2℃ 63% = 4.95g/㎥(4.12g/kg) どうでしょう? 喉の粘膜は 10.8 g/㎥ が乾くかどうかのラインになる って事だったので、 これはカラッカラになりそうな数値ですよね・・ ちなみに 宮城県医師会のデータによると インフルエンザと絶対湿度の関係が 公表されており ~5.83 g/m3 :より起こりやすい 5.83 g/m3 ~ 9.16 g/m3 :流行しやすい 9.16 g/m3 ~ :流行しにくい なのだそうです。 やはりウィルス対策には、加湿がかなり大切なわけですね! ご自宅では加湿器が必須だと思います。 ところで、 温度が下がって行くと、水分くんが入っている部屋がどんどんと小さくなっていくわけですが、 ある一定のラインを超えると部屋に入りきれなくなり、水分くんは外に締め出されてしまいます・・ これ、実は、かなり身近な現象なんですよ。 あなたのお部屋でも起きているかもしれない現象・・ そうです! いわゆる「結露」です。 例えば、窓周り。 窓は、しっかりとした断熱材が入っている壁に比べると 断熱性能がどうしても劣ります。 その為、周りの空気より温度が低くなります。 (窓辺に行くと寒さを感じるとありませんか?) さて、 温度が低くなると 「水分くんの部屋」は小さくなります。 性能の良くない窓であればあるほど窓辺の温度が下がるので、この部屋はさらに小さくなり 「結露」が起こりやすくなります。 結露は、その面の床などを常に湿らせ カビを発生させたり腐らせたりします。 私が口をすっぱく 「窓にはお金をかけた方が良い」 と、度々お伝えしているのは この辺の理由もあるわけです。 冬場、適切な湿度に加湿してあげる事が 健康にも美容にも大切なのですが、結露が酷くなるのは嫌ですよね。 家の健康と美容も大切です。 快適な湿度で暮らすためにも、窓の性能を高めた計画をすることが大切になります! かけるべき所にきちんと予算をかけて、 健康で美しい人生にしましょう! 安部でした。
自由の可能性研究所 #2「間取りと動線」 日常に、こんなイライラありませんか? いつもの通勤コースを車で進んでいると、通行止の看板が! このまま、最短コースを突き進みたい。 家でも似た感覚になること、ありませんか? 行き止まりや、遠回りしないといけない“間取り“だと 家の場合は毎日。イライラ、面倒、もううんざり。 ご飯を作りながら、洗濯をしながら、自分や子供の支度しながら、 やらないといけないことのほとんどは、時間帯が同じ。 ただでさえドタバタするのに、行き止まりのある間取りでは、同時進行ができない。 ぐるぐると行き止まることなく動ければ、人も生活も、スムーズに流れる。 やりたいことや、しないといけないことが、途切れることなくこなせる。 あとは目的に合わせて各部屋を配置すれば、現在抱えている暮らしの問題点やストレスが改善できる間取りになる。 そうすると、自分らしいの間取りが見えてきます。 共働きや育児で大忙しの日々をイメージしながら、 「間取りと動線」で、どれだけ暮らしが変わるのか? 徹底検証してみましょう。 朝、目覚めたと同時に、人は動き、生活は流れだす。 毎日が1.5倍速に感じ、「Netflixかよ」と思う、朝がはじまる。 洗面所で顔を洗い、キッチンへ直行。 冷蔵庫から食材を取り出し、テキパキと朝ごはんの支度とお弁当作り。 時間帯によっては、キッチン周辺 特に冷蔵庫前が渋滞したり、料理中にもかかわらず、後ろを何度も通られて困ることも。 「よし!ご飯が炊けたタイミングで子供を起こそう」 ここからが、朝最大の正念場。 時間との闘いがはじまる。 時計の針が子供中心へと変わり、キッチンは指令台へと化す。 目をこすりながら起きてきた子供に声をかけ、テーブルに誘導する。 ご飯を食べさせながら、隙を見てメイク。 子育ての予期せぬ事態に備えて、メイクはもちろん時短メイク。 だが妥協はできない。 そうなると、メイクボックスを運ぶ時間も惜しい。 近くに収納スペースやメイクができるスペースがあれば、どれほど便利でしょう 「 なんとか、順調。」 時計の針に目をやり 、次は着替えだ。 この間取りなら、キッチン横のランドリールームとファミリークローゼットに数歩で移動できる。 洗濯カゴに脱いだ物を入れ、 最短コースで着替えることができる。 最近では一人で、着替えようとする我が子。 その心意気、ギリギリまで見守ってあげたい。 「あの服じゃないとイヤだ!」 「そうくると思って、昨日のうちに洗濯して、隣のランドリールームで干してますよ。」 あの、手抜きの出来ない洗濯家事。 「干す」と「収納」がこれだけコンパクトに! 「脱ぐ」と「着替える」の連動意識で整理整頓となり、 あの脱ぎっぱなしからの脱却! 家事時短のご褒美は、自分時間にあててほしい。 (ランドリールームの詳細はコラム#1をご参考に。) さぁ、準備が出来た。 「行ってきます。」 玄関を開けると、雨。 こんな日は、朝からうんざり。 右手は我が子、左手には自分の荷物で、手が塞がっている。 そんな時でも、玄関ポーチのギリギリまで計画したカーポートのおかげで、 大切なものを雨に濡らさず車に乗り込める。 みなさんの生活の流れはどうですか? 「こうだったらいいのにな」 「自分ならこうしたい」 そう、思いつくことはありますか? 住まいづくりの計画に、自分のやりたい意思が途切れることなく伝わったのなら、 以前は、窮屈だった生活が、がらっと変わります。 今回は、2階建てでも、朝の支度が全て1階で完結できる。 その名も『いってきます動線』 では、帰宅してからの『ただいま動線』はどうなるでしょう? ここからは、お父さんの登場です。 このご時世、まずは何より手洗い、うがい。 大切な人のために「 衛生動線 」は重要ですよね。 玄関近くのファミリークローゼットに仕事着をかけ、 ランドリールームで、脱いだものを洗濯カゴへ。 そのままお風呂に入ると、 絶妙なタイミングで、おもちゃを持ってきた子どもとお風呂タイム。 「お腹空いたなぁ。今日のごはん何かなぁ?」 湯船に浸かり、天井を見上げながら、親子で予想する。 「あったまったなぁ」 ランドリールームで体を拭き、すかさずファミリークローゼットに親子で移動。 寒い冬でも体を冷やさずに着替えができる。 キッチンからはいい匂い。 テーブルには家族みんなの大好物、お母さん特製唐揚げ。 やっとここからは家族時間。みんなでゆっくりしようか。 「いってきます動線」がスムーズに流れたのなら、「ただいま動線」も同じようにスムーズに流れる。 #2コラムのテーマも、何について書こうかとても悩みました。 そこで、お施主さまに取材をして、完成後の感想を尋ねたところ、 「動線が変わると生活が変わった」 というお話を聞かせてくれました。 私はこの一言にあまりの衝撃を受け、 動線についてさまざまなことを考えました。 動線が変わると、なぜ生活が変わったのか・・・?? 新築計画で、「誰が、何を、どこでするか」をかけ合わせたからこそ 人も生活も、スムーズに流れる。 それによって、行き止まりがある動線に限界を感じていた項目が、一気に改善できた。 住まいづくりから、当たり前の日常を、より良く変えることができた。 あの忙しい日々で、家事をスムーズにできることが増えた。 だから、日常がもっと輝くものになった。 あの通行止めの看板にがっかりしたのは、 当たり前の選択肢が、一つ減らされたからだったのか。 そろそろ、通行止めの看板を撤去しに行きましょうか? それか、こちらの横道からのコースを進んでみるのもいいですね。 あなたの意思で、踏み出す次の一歩が、 確かな意志へとつながってゆく。 松下 晃雄
家づくりマニア 安部のつぶやきコラム 「知らなきゃヤバい!「気密」の機密」 突然ですが(2回目) 家の「気密性能」って興味ありますか? なーんか 難しそうで、 敬遠されそうなのですが、 月々の「光熱費」や「健康」、「快適さ」 なんかに直結するめちゃめちゃ 大切な性能の事で、 今、改めて少しずつ 注目されはじめているものなんです。 「断熱性能」に関しては ハウスメーカーさんでも よく説明してくれると思うので、 そんなに性能にこだわりのない方でも その大切さがわかるかもしれません。 しかし、お金をかけて 「断熱性能」を良くしても、 「気密性能」を一緒に良くしてあげないと、 実はあまり意味がなくなってしまう事は、 ほとんど説明されないみたいなんですね・・ そこで! ! 今回はこの「気密性能」にフォーカスして ご紹介していきたいと思います! マニアックな内容ですが、知らないと 本当に後悔しちゃう内容です! 気密性能・・ つまりは 「家にどのくらいの穴が空いているか?」 って事です。 昔の日本家屋は「夏」に 重きを置いて作られており、 家の中に風が通るようになってました。 なのでむしろ穴だらけのスカスカです。 換気扇など使わずとも 十分な換気もできていたのです。 しかし現代の夏、 日本は熱帯化が懸念されており、当たり前に 30℃を越える日が続いています。 グラフの示す通り35℃以上の猛暑日も 年々増加傾向です・・ 高温多湿な風を 家の中に通したところで、 涼しくなるわけもなく、 熱中症のリスクも下がりません。 湿度が下がらないのでダニも増えるし、 カビなのどの原因にもなります・・ あっ ところでダニの繁殖って 湿度にすごく影響受けてるのを ご存じでしょうか? 相対湿度60%を超えたあたりから ガンガン繁殖し始めます。 その繁殖力はかなりすごくて、 理論上は10匹のダニが3ヶ月後で 1万匹になるとも言われてます・・・ 怖すぎですよね。 話を戻します・・ 今年の夏に節電が叫ばれていたのは、記憶に 新しいと思います。 しかし、TVでは 「我慢せずエアコンを適切に利用して下さい」 とアナウンスが流れる状態でした。 つまりは、夏に風通しを良くする 旧来の日本型家屋では、 夏の暑さに対応できない時代なんですね。 冬場なんて、更にです。 隙間からどんどん冬の冷たい空気が入ってくるなんて、 寒すぎます。 ありえないですよね。 冬場に床が冷たい、部屋の低いところと 高いところで温度差が生まれるのって、 この隙間のせいでもあるんです。 空気は温めると軽くなり 上昇する力が生まれます。 ちょっと熱気球をイメージして下さい。 熱気球って温めた空気だけで、 人やものを乗せてドンドン上昇しますよね 温められて軽くなった空気って 思ってる以上に、 上へ上へ と向かいます。 この現象、冬場の家の中でも 実は同じことが起こってまして、 エアコン等で温めた空気は 想像以上にどんどん上昇していきます。 さて、ここで重要になるのが「気密」です。 「気密の悪い家」つまりは 「隙間(穴)が多い家」は、 温まった空気が、屋根近辺の穴から どんどん抜けていきます。 それはもう どんどん と。 そして抜けた分の空気は、 必ずどこかから補充されます。 つまり外から入ってくるのですが、 これが床面周りの穴からになるわけです。 キンッキンに冷やされた冷気が、 どんどんと入ってくるわけです。 その結果、いつまで経っても 床が氷のように冷たい ってなっちゃうんです。 冬の冷たい床って、本当に不快ですよね・・ そして寒いと思うと、エアコンの温度を あげたくなるのですが、 そうすると、エアコンから より温められた空気が出るので、 「上昇する力」が 更にアップしてしまいます・・ 結果、出ていく暖気の量も増え、 入ってくる冷気も増えるという、 とても悪循環な状態に なってしまっているんですね。 そしてこの状態は、 足の部分と頭の部分で温度差が生まれいるので、 とても不快になり、エアコンが 嫌われ物になってる原因にもなっています。 悪いのはエアコンではなく、 家の気密だったというわけです。 気密の大切さについて、少しずつ ご理解いただけてきましたでしょうか? でも、気密が良い家って聞くと、 「なんだか息苦しそう」 っていうイメージがあったりしませんか? 実は私もその一人でした・・ しかし! 家の性能について学んでいくと、 気密をしっかりとった方が、 換気も効率的にできることを知りました。 逆に、中途半端な気密状態が、換気にとって かなり悪い事も分かりました。 「隙間がある方が換気の効率が悪いって どういう事?」 って感じですよね。 家の換気計画は、空気の「入口」と 「出口」を設定します。 一般的に数多く採用されている換気の方法は、 「第3種換気」と言いまして、 入口に開口部(自然給気)を作り、 出口は換気扇(機械排気)で排気 といった仕様です。 換気扇で空気を外に出すことにより、 リビング等に設けた開口部から新鮮な空気が入り、 家中を換気する というわけです。 さて、日本の家のほとんどで採用されている、 この「第3種換気」なのですが、 気密が悪いとどうなるか? お気づきかもしれませんが、 所々に空いている家の隙間(穴)から 空気が入ってくるので、 「ここから空気を取り込もう」 と決めた「入口」(開口部)からはほとんど 空気が入ってこなくなります。 逆に換気扇近くの隙間(穴)から空気が入ってきて、 すぐに換気扇から出ていく というショートサーキットを おこしてしまうわけです。 こうなると、本当は入替をしたい リビングの空気は いつまで経ってもそのまま という状態になるわけです。 例えば、リビングの匂いがいつまで経っても 残ってしまうのはこの為です。 逆に、気密の良い家は、他に隙間(穴)が ほとんど空いて無いので、 狙った「入口」(開口部)からちゃんと 空気を取り入れ、 廊下などを経由して、「出口」 である換気扇から スムーズに排出されるわけです。 高度成長期、住宅の着工棟数はぐぐぐーーっ と伸びました。 そして、これに重なるようにぐぐぐーーっ と増えているのが、 室内の「チリ・ダニ」の数です。 「チリ・ダニ」の数が増えることで、 何が増えたか? それは、喘息の患者さんなんです。 成人喘息の患者さんは、 今や15人に1人と言われ 国民病になってしまっています。 これは、 「中途半端な気密」の家が増えている事が 原因じゃないか と言われてます。 ところで、「高気密な家」と、色々なところで キャッチコピーを見たりするのですが、 どのくらいの気密性能があるかを 公開しているところは、 実はかなり少ないんです。 「えっ どのくらいの気密性能があるのか ってそもそもわかるものなの?」 と質問が来そうですねー 大丈夫です‼︎ これ、ちゃんと 測定が出来るんですよ! 「C値」って聞いたこと ありませんか? 「C値」とは、 延床面積1㎡あたりに、 どれだけの隙間が空いてるか を示す数値となります。 数値が小さいほど、 空気の出入が少なくなるのでより高気密 と言えますね。 「C値」は家の住み心地を左右する、 家づくりをする上でとても大切な指標です。 測定には特殊な機械を使って、 現地で測る必要があり、コストがかかります。 また、気密を良くするためには 隙間を小さくする必要があり、 高い施工技術が必要になります。 お金をかけて 断熱材を多く入れれば 高めることができる 「断熱性能」とは違い、 一朝一夕では なかなか良くすることができないのが 「気密性能」になります。 ですが、これからの家づくりでは当たり前に 高めていかないといけないモノに なるのは間違いありません! ちょっと小難しい内容ではあるのですが、 お金と快適性、健康な暮らしも 左右する内容です。 せっかくの家づくりなのでぜひこの 「気密性能」 にこだわっていただければと思います! 安部でした。
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