新築・戸建住宅(戸建事業部)

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file 022  『好きなことが一番』

松下 晃雄
松下 晃雄

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帰りはあえて、日豊本線の各駅停車に止まる列車に乗る。

特急では止まらない駅から見える、憧れの平屋が見たいからだ。

 

もう一度 家を建てる機会があれば、電車から見えるあの素敵な平屋のようにしたい。

次はこうすればよかった がないように建てたい。

まさか、そんな日が来るとは・・・

 

 

夫婦二人暮らし、ご主人からの要望はただひとつ。

「妻のやりたいことが、私のやりたいこと。」

その一言からは、優しさが伝わってきました。

 

 

 

ご夫婦はいつも、建築士の足立と打ち合わせを重ねるのを楽しみにしていました。

アイビックのホームページ実例集や YouTubeを熱心に研究。

その熱心さは、イメージの憧れ から 現実の憧れ にどんどん進化していきました。

求めていた憧れに、図面がどんどん近づいているのを目の当たりにしました。

 

 

ご自宅での打ち合わせの日には、いつもおいしいご飯を用意してくれていたご夫婦。

飲食店を経営していたので、料理のプロ。

厳選した肉をガーリックライスの上に乗せ頬張ると、上質な脂の旨みがライスと絡み合い うまいのなんの。

「松下くん、ステーキはこの食べ方が一番うまいんよ」

足立はあまりのおいしさに、

おかわりあるか尋ねて」

とアイコンタクトしてきました。

 

キッチンに立っている仲睦まじい2人を見て、新しい家での様子が目に浮かびました。

今より広くて、二人でも動きやすいアイランドキッチン。

 

要望の憧れを、足立はこんな風に表現したのか。

 

平屋のグラフテクトキッチン

 

ステーキを頬張りながら、「やるじゃん、アダっちゃん!」と呟きました。

 

新築が完成したら、「ずっと欲しかった包丁セットを飾りたい」と嬉しそうに話してくれたのが忘れられない。

 

 

道路を挟んで、南側に4階建ての建物からの視線が気になる。

外観と一体化するように、外壁と同じ塗り壁でつくった塀が、リビングへの陽の光を遮ることなくプライベートを充実させてくれる。

そのおかげで、大きな窓からつながるウッドデッキで誰からも邪魔されることなく、気持ちいい風を感じながらくつろげる。

 

 

室内の壁には「どうしても珪藻土を採用したい」と奥さんにお願いされた。

仕事も落ち着き、家にいる時間が増えたから。

空気も食べ物と一緒。体に取り入れるものはこだわりたい。

 

そこで、第一種換気との相乗効果を伝えた。

迷わず採用してくれた換気システムは、綺麗な空気が家の中を泳ぎ回っているのがわかる。

あんなに嫌な、ジメジメした梅雨も平気。

 

 

打ち合わせを思い返しながら、完成した家を眺めていると、

ご夫婦の憧れは、お互いを思いやりながら、好きなことをするのが一番幸せなことだと気づきました。

いつも一緒にいる。

大ファンの大谷翔平選手の試合を、仲良くカウチソファーに座りながら応援してもらいたい。

 

 

日豊本線の特急も止まる最寄りの駅から見える平屋は、

次は誰かの憧れとなる。

 

松下 晃雄

 

 

 

 

 

 

 

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